「万事如意、がんばれRちゃん!」

今月の強運☆ランキングは、1位・二黒土星、2位・四緑木星、3位・一白水星です。
特に1位のニ黒土星の方は、金運・恋愛運・仕事運・健康運――すべてが順風満帆です。
しかし、調子に乗って舞い上がったり、傲慢になったりすると、せっかくの強運も台無し。
「情けは人のためならず」――こんな時こそ、勝って兜の緒を締めてください。

sarukamiさて、1月は季節柄、受験相談が急増します。
それも、可愛いお孫さんのことが心配なのでしょう、お爺様、お婆様からの相談がほとんどです。

本日午後一番のお客様は、電話予約のWさんです。

Wさん「ごめん下さい。昨日予約したWですが、宜しゅうございますか?」

年の頃なら70代前半でしょうか。
和服姿がお似合いの上品なお婆様です。

Wさん「一昨日、そこの東急百貨店にお買い物に来た時に『きらら館』さんの看板を見つけて早速、お伺いしてみようと、すぐに予約の電話を入れさせて戴いたんですよ」

きらら「それはそれは、ありがとうございます。――外は寒かったでしょう。珈琲がいいですか、それとも日本茶が…」

Wさん「じゃあ、珈琲をお願いします。――最初は苦手だったんですけど、結婚直後に商社勤めの主人が中米勤務になり、その時に随いて行ったおかげで、すっかり珈琲の美味しさに魅了されてしまいました」

しばし珈琲談義に華を咲かせて――本題に入りました。

Wさん「実は孫娘のRが今年、大学受験なんですが…」

案の定、お孫さんの受験の相談でしたが、ちょっと変わった内容でした。

Wさん「どの大学を受けるとか、どんな学部を選ぶのかは、本人が決めることなので、わたしが口出しする余地はないのですが、せめて受験前に激励してあげたいと思っています。ただ『頑張って!』では月並みだし、どんな言葉をかければ、孫が実力を100%発揮することができるか。その言葉を占いで教えて欲しいのです」

大抵の場合、「合格するか、どうかを占って欲しい」というものですが、う~ん、「100%の力が発揮できる言葉」という依頼は、わたしも初めてです。

難題?ですが、まずはRさんの生年月日をお伺いして鑑定させて戴きました。

きらら「激励の言葉の前に、Rさんの合否について鑑定してみました。――入学試験は競争相手がいることですから、ご本人の運勢だけでの合否判断は難しいのですが、わたしの今までの経験では、『きらら式勉学運』が10段階で『8』以上なら大丈夫です」

Wさん「あのう、その『きらら式勉学運』というのは?」

きらら「当館独自の鑑定方法です。基本は四柱推命なのですが、それにわたしの師匠だった先生が考えた‟一六変数”を加味した鑑定方法です。自分でも不思議なのですが、ホント、よく当たります」

Wさん「ところで、Rの『勉学運』はどれぐらいですか?」

きらら「お孫さんの1~3月の勉学運は『9』ですから合格間違いなし。わたしが太鼓判を押します(笑)」

Wさん「時々ですが、わたしが教えていた小学校の頃の成績なんかは全然、良くなかったんですよ(笑)」

きらら「そうですよね。――お孫さんの成績は小学校低学年の時は『5』。中の下ぐらいでしたが、5年生ぐらいから中学にかけて『7』に上昇。高校に入って『8』。そして現在は『9』という段階ですね。‟法華の太鼓”じゃないですが(笑)、こういう形で『勉強運』が上昇するタイプの子は、絶対に合格します!」

Wさんは、もうニコニコ顔です。

Wさん「良かったわ。肩がすっかり軽くなりました(笑)。――それじゃ、もう激励の言葉は要りませんよね(笑)」

きらら「まあ、そう言わずに(笑)…『万事如意、がんばれRちゃん!』はどうでしょうか?」

Wさん「『如意』というのは?」

きらら「孫悟空が持っている如意棒の如意です。すべてが思いのままに運ぶという意味です。今年は申年。ピッタリだと思います(笑)」

Wさん「早速、天神様で戴いたお守りと一緒に、今の言葉を書いた紙を渡してやりたいと思います」

きらら(1/17)