「原点は“子どもの幸せ”」

胎児20年近くお付き合いさせて戴いている書道の大家・N先生から久し振りの電話がありました。

 

N先生「きららさん。私のお弟子さんにあなたのことを紹介しておいたから、よろしくね!」

 

きらら「ご無沙汰して……あっ!……」

 

私以上に気の早いN先生の電話はいつもこんな感じです(笑)。

 

さて、翌々日、N先生に紹介されたYさんが、開館早々にお見えになりました。

 

Yさん「初めまして。よろしくお願いします」

 

きらら「ようこそ。N先生もお元気そうで何よりです。Yさんは占いは初めて?」

 

Yさん「はい。とっても緊張しています」

 

きらら「そう固くならないでね。珈琲、飲む?『きらら館』の珈琲はちょっとしたものよ(笑)」

 

Yさん「N先生から『珈琲を必ず飲んでらっしゃい』って言われました(笑)」

 

豆がいいのか、水がいいのか。それとも私の腕がいいのか?…「きらら館」の珈琲の旨さは有名なようです。

 

Yさん「以前、N先生が『私はどうしていいか分からくなった時は、いつも、きららさんに相談するのよ』って仰っていたので、それで私もと無理にお願いした次第です」

 

きらら「他ならぬN先生のご紹介ですもの、遠慮しないでざっくばらんに話してね。ところで今日は何の相談かしら?」

 

Yさん「実は私…妊娠しているんですが、産むか、産まないか、自分でも踏ん切りがつかなくて…」

 

きらら「お相手は誰?」

 

Yさん「現在、お勤めしている会社の上司です」

 

きらら「その方は家庭を持ってるんでしょ?」

 

Yさん「はい。不倫の関係です」

 

きらら「お腹の赤ちゃんは何ヶ月になるの?」

 

Yさん「もうすぐ4ヶ月になります」

 

きらら「彼は何と言ってるの?」

 

Yさん「妊娠したことを告げると、口では『好きにしろ』とは言うものの、態度には『産まないで欲しい』と願っている気持ちがありありと出ていました」

 

きらら「ちょっと待ってね。…この方は、下半身が相当に緩いわね。あなただけでなく、今までも何度か女性問題を起こしているんじゃないかしら?」

 

Yさん「詳しいことは分かりませんが、そんな噂を聞いたことはあります。でも社長の縁戚につながっていることで、その度に社長が尻拭いをしたみたいです」

 

きらら「それに、あなたと彼との相性は、悪い意味の“腐れ縁”になる凶相だわね。深い関係になったのは、昨年の12月頃かしら?」

 

Yさん「そうです。会社の忘年会の帰りに誘われて…」

 

きらら「Yさん自身は、どうしたいの?」

 

Yさん「子どもは大好きですから、産みたいと思う反面、将来のことを考えると、とっても不安で気持ちがグラグラしています」

 

難しい相談ですが、大人の身勝手な行動によって生じたこの種の問題には、私は常に「お腹の子どもの幸せ」を“原点”に据えてアドバイスするようにしています。(以下次号)

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