「愛されるのは女性にとって無上の幸せ」

coffee先月の日曜日のことです。

部屋のお掃除をして、朝の珈琲を入れてひと息ついているところへ、10日程前にお見えになったUさんが晴れやかな顔でお見えになりました。

 

Uさんは27歳。看護師さんです。

 

Uさん「先生、おはよう!」

 

きらら「おはよう。だけど、どうしたの、こんなに早く?」

 

Uさん「一刻も早くGood‐Newsをお知らせしようと思って飛んできました(笑)」

 

きらら「Good‐Newsって?」

 

Uさん「この前、占って貰った彼と婚約したんです。今日はその報告とお礼にと思って、彼と一緒に、予約もしないでお邪魔しました。Kクン、入って!」

 

入り口で待っていたKさんが、恥ずかしそうに入って来ました。爽やかな好青年です。

 

Kさん「初めまして。Kです。この度は僕たちの結婚の件で、色々とお世話になりました。先生のアドバイスのお蔭で、彼女がようやく僕のプロポーズを受けてくれました。ありがとうございました」

 

???――事情がよく分かりません。

 

きらら「確か、この前は、お付き合いしている人がいるが、結婚相手としてどうか、もし結婚するとしたらいつ頃がいいか、という漠然とした相談だったわよね?」

 

Uさん「彼のことは、お付き合いも長く好きだったのですが、今ひとつ踏ん切りがつかなくて迷っていたところに、きらら先生の言葉で、『この人と結婚しよう』って決めたんです」

 

きらら「あの時、プロポーズされていると仰ってた方がKさん?」

 

Uさん「はい!…初めてお会いしたにもかかわらず、きらら先生は、私の性格から生い立ち、両親、兄妹のことなど、私が知らなかった点まで全部言い当てるし、もうビックリしてしまって。――彼についても、『彼はあなたを心底、大事にしてくれる人』、『あなたにとって最良の夫になれる人』、『あなたは少し頼りないところがあるなんて、生意気なことを言うけど、それは優しさの裏返しであって、むしろ彼の長所』、そして『愛されるのは女性にとって無上の幸せ』という言葉にビビッと閃くものがあって(笑)即、彼との結婚を決めました」

 

Kさん「ホント、びっくりしましたよ。今まで、結婚について真剣な話をしようとしても生返事ばかりだったのに、突然『謹んで、プロポーズをお受けします』って真面目な顔で言うんですから…」

 

きらら「そうだったの(笑)」

 

Uさん「それで、私がきらら先生に婚約したことを報告に行くと言ったら、僕こそお礼を言いたいって、随いて来たんですよ(笑)」

 

きらら「この前占った通り、ふたりの結婚はこれ以上ない太鼓判付きの◎。人生、色々あるけど、力を合わせて幸せな家庭を築いてね」

 

Uさん「これから結婚式の会場探しに行くんです。きらら先生はどこが良いと思います?」

 

きらら「そんなことこそ、おふたりでお決めください(笑)」

 

Kさん「きらら先生は、僕たちにとって“縁結びの神様”なんですから、結婚式には是非、是非出席してください」

 

きらら「“縁結びのお婆ちゃん”でよければ、喜んで…(笑)」

 

 

きらら(7/22)