「受験生からの手紙」
「きらら先生へ
初めまして。
私は○○県に住んでいるFと申します。
現在、東京の大学を目指して受験勉強中の高校3年生です。
インターネットで「渋谷・きらら館」のHPのお写真を拝見して、きらら先生なら私の悩みに答えてくれそうな気がして、失礼ながらお手紙を差し上げました。
私は中学2年生の頃から人間関係がうまくいきません。
自分では誰に対しても普通に接しているつもりですが、いつも仲間外れにされてしまうのです。
どうして仲間外れにされてしまうのか、分かりません。
心を許せる友だちもいませんし、神経質な両親には心配をかけそうなので相談もできません。
この前、クラブ活動の先輩から「霊が憑いているんじゃない。お払いして貰いなさいよ」と言われて、ちょっと落ち込んでいます。
こんな私はどうすればいいでしょうか。
もし、本当に霊が憑いているのなら、お払いの方法を教えてください。
見ず知らずのきらら先生に身勝手な相談をする失礼は重々承知しています。
来年の受験の際には上京します。
その時には必ず、きらら館にご挨拶に寄らせて戴きます。
どうかよろしくお願いします」
几帳面な字で、頭の良さを思わせる文面でした。
対面鑑定こそ「占いの王道」と信じて止まない私ですが、受験勉強に支障があってはい
けません。
さっそく、Fさんに返信を送りました。
「あなたは、魅力的でとても聡明な方です。
運気も強く、霊など100%憑いていません。心配無用です。
恋愛・結婚運も健康運も申し分ありません。
ただ、13歳の夏頃に、家族の問題でショックを受けたことがありませんでしたか。
仲間外れにされるのは、その時の出来事がもとで、お友達はそんな風には思っていないにもかかわらず、「どうせ私なんか仲間に入れてくれないだろう」と思い込んで、自分から引っ込み思案になってしまっていたのではありませんか。
原因は、すべてあなたの心の中に在ります。
あれこれ考え込まないで「仲間に入れてくれなくても私は平気よ」って溌剌としていればいいのです。
あなたは回りに人を集める星の下に生まれています。
必ずあなたに魅かれたお友達が集まってきます。
風あり、波あり、嵐あり――人生航路は必ずしも安穏とは限りません。
常に明るく、自信を持って、何事も前向きに考えることが、あなたをパワーアップさせ
ます。
来春には“サクラ”を咲かせて下さい。
楽しみにしていますよ。
頑張って下さい」
きらら(5/4)