「感謝忘れるべからず!!」

雪の風景先週末の東京は大雪。電車は止まり、自動車は数珠つなぎ。あっちでスッテン、こっちでコロリン、歩くのも悪戦苦闘の土曜日でした。

そんな雪の中を遠路遥々、現在、東北地方A県在住のTさんが「きらら館」を訪ねてくれました。6年ぶりです。

Tさん「お久し振りで~す」

きらら「いやあ、こんな雪の日にわざわざお越し戴いて…」

Tさん「一昨日から下の子供の大学入試の付き添いで上京して来てるんだけど、きらら先生に相談したいことがあって…」

きらら「下の子って、東京にいる時に連れてきた小学生のお嬢さん?」

Tさん「そう。あの時は、まだまだ子供だったのに、もう大学受験なんだから。歳をとるのも無理ないわね(笑)」

ひとしきり子供談義と昔話に華が咲きました。

Tさん「ところで、主人がそろそろ転勤なんだけど、今やってる手芸教室も軌道に乗ってきたし、私自身は今の環境がとっても気に入っているので(A県から)離れたくないのよ。でも主人は反対だし、子供たちは『お母さんの好きにすれば』って取り合ってくれないし。これって私の我儘かしら?かくなるうえは頼みの綱はきらら先生だけ(笑)。ちょっと鑑定して欲しいの。もし占いで凶と出たら諦めるから…」

ことは重大です。「ちょっと」どころではありません。念には念を入れて鑑定しました。

きらら「長いお付き合いだから言いにくいけど、ズバリ言って『凶』よ。――今年のあなたはチャレンジ精神が殊更旺盛になり、我を押し通したくなる年回りです。手芸教室に賭けてみようと思うのも無理はないけど、Tさんの場合は、何をするにも周囲の有形無形のバックアップがあって、初めて本来の力が発揮できる星の下に生まれています。気持ちは分かるけど、家族がバラバラになった状況で成功するとは思えません。夫婦相和してこそ輝くあなたよ。別居も辞さずだなんて考えずに、素直に次の赴任地に随いていくべきだと思うけど…」

Tさん「そっかあ。きらら先生には、結婚直後の離婚騒ぎの時にも親身になってビシっとアドバイスしてくれた“恩人”だし…(笑)」

きらら「何事も感謝、感謝。特に今年は感謝を忘れちゃ駄目よ。…それより、そろそろ娘さんの試験が終る時間じゃないの。急がないと間に合わないわよ」

Tさん「やっぱり相談して良かった。何かスッキリしたわ。ありがとうございました。帰る前にまたお邪魔します」

きらら「娘さんに頑張るように言ってね」

きらら(2/17)