「どうか良いお年を…」

christmas tree早いもので、2013年も余すところ一週間余りとなりました。
あなたにとって今年はどんな年だったでしょうか。
『満つれば欠ける 欠ければ満つる』――良かった人は有頂天にならず、悪かった人も悲観的にならないように――来年もまた、迷った時には「渋谷・きらら館」のドアを遠慮なくノックして下さい。

今年、「きらら館」に足を運んでくれた方々にこんなメールを送っている時に、「お婆ちゃん会長」が大きな花束を持って訪ねてくれました。

Nさんは今年で92歳。3年前に亡くなった私の母と同い年ということもあって、いつも親しみを込めて「お婆ちゃん会長」と呼んでいるのですが、現在も社員300名を擁する中堅建設資材会社の会長職を務めている“キャリアウーマン”の大先輩です。

N婆ちゃん「どうもご無沙汰してしまって。もっと早く来ようと思っていたけど、あれこれ忙しくて…」

きらら「こちらこそ。お元気そうで何よりです」

N婆ちゃん「それより、この前の件だけど、きららさんの占い通りに取引が旨く行ったので、今日はそのお礼に来たのよ」

きらら「この前の件って…あのビルの購入のことですか?」

N婆ちゃん「そうよ。最初は5月に買おうと決めていたんだけど、念の為と思ってきららさんに相談したら、『今月と来月の大きな買い物はトラブルに巻き込まれかねないので止めた方がいいです。良いタイミングは11月10日以降です』って、あっさり言われたことで、私も何となく胸騒ぎがして、一旦、白紙に戻して様子を見ることにしたの。そうしたら案の定、売主側で幾つか片付いていない問題が分かって…。もし5月に買ってたら、ややこしい問題に巻き込まれていただけに、ホント、きららさんには感謝だわ。そして問題が解決したのを確認して、11月末に無事に契約を完了した次第よ」

きらら「そうだったんですか。私は不動産のことなどまったく分からないし、ともあれ、お婆ちゃん会長に“親孝行”ができて光栄ですわ(笑)」

N婆ちゃん「しかし、専門的なことは分からなくても、不動産の専門家も気が付かなかった問題の所在を運勢だけで当てるんだから凄いねぇ、占いって!」

きらら「私自身も何故当たるの?って聞かれても、旨く答えられないし、運勢って不思議ですよね」

N婆ちゃん「それはそうと、孫娘のひとりが30歳をとっくに過ぎているのに、まったく結婚する気がなくて、息子夫婦が頭を抱えているのよ。どうにかならないかしら?――今度、孫娘を連れて来るから頼むわよ」

きらら「ハイ、ハイ。お母様のお言いつけですから、いつでも…(笑)」

今年の『週刊きらら』は今号が最終号です。1年間のご愛読に感謝するとともに、新しい年も皆さんに幸多かれと心底より祈念しつつ、師走のご挨拶に代えさせて戴きます。
どうか良い年をお迎えください。

きらら(12/23)