「心の算数」

Heart『心の算数はいつも不思議である。
10の重荷を支えるには10の助けが必要かといえば、
そうとも限らない。
たった1つの励ましが、
100の重荷を軽くしてくれることもある』

先日、地下鉄のホームでこんな看板を見つけました。
確か『読売新聞』の<編集手帳>の言葉だったと思います。

「我が意を得たり」――ずっと見入ってしまい、お蔭で電車を2本もやり過ごしてしまいました。

「心の算数」――実に的を射た比喩です。

世の中には「数字で表せるもの」と「数字で表せないもの」があります。

「数字で表せるもの」は、ほとんどコンピューターが答を出してくれます。
しかし、万能のコンピューターでも「数字で表せないもの」は苦手です。

「数字で表せないもの」――愛情・憎しみ・喜び・哀しみ・迷い・怒り・歓び・悲しみ・憂い・嫉み・楽しみ・悩み・戸惑いetc――すべて、ひとりひとりの「心」に起因するものです。

数字が使えない「心の算数」を解く。すなわち、幸せな「未来」につなげるために、直面する「現在」にどう対処すればいいのか。

「占い」は、「数字で表せないもの」を産み出す「心」を支え、励まし、後押しするもの、するべきものであるというのが、私、きららの信条であり、矜持です。

(きらら・5/27)

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