「話題の橋下徹大阪市長を占ってみました」

年末から新年にかけて全国から出張鑑定の依頼が相次ぎ、しばらく御無沙汰してしまいました。

さて、今年初めての当欄にご登場願ったのは、これまで多くの方からお問い合わせを戴いていた橋下徹大阪市長(1969年6月29日)です。

今や、混迷続く政界の“風雲児”として、事あるごとにマスコミに登場。その一挙手一投足が話題になる人気者ですが、果たして彼は、期待されているような「平成維新の立役者」になれるのでしょうか。

抜群の発想力、自己表現力と資金調達力――“乱世の政治家”に必要な資質を十分に持ち合わせた橋下さんですが、わたしの占いによれば、攻めには強いが、守りには弱い“空飛ぶ夢想家”と出ています。

すなわち、「風のように現れて、好きなだけ引っ掻き回して、風のように去っていく」――残念ながら、リーダーには不向きな一過性の“お騒がせ人間”です。

確かに、迫力あるパフォーマンス、類い稀な人心掌握力、逆境を逆手にとった嫌味のない開き直り、白を黒と言いくるめる巧みな話術――頼りない政治家が跋扈する時代にあっては、ついつい英雄視されるのも無理からぬところですが、(上述したように)たとえ勢いに乗じて“頂上”に登り詰めたとしても、それは長続きせず、一時的なものに終わってしまいます。

ただ、自らが一歩下がって「参謀的立場」に徹するか、あるいは橋下さんの“暴走”を諌める「ブレーキ役」の意見に素直に耳を傾けることができれば、歴史に名を刻む“名君”になれる可能性も十分です。

有頂天になって、あっけなく政治舞台を瞬間的に照らすだけの“線香花火”で終わるのか、それとも勝って兜の緒を締めて、“平成維新”の立役者になるのか。――次期衆院選の橋下市長の言動から目が離せません。

きらら